朝から 仲間と竹の子堀に出かけた。
この山に入るのは 2回目。でも随分前のこと・・・
ランは NOリード。陸は 私の変なトラウマがあり どうしてもリードを離すことが出来ない。
そして 今年の竹の子山は 猪が いて 荒らされていると・・・もし 遭遇したら 陸は おそらく
飛び掛かり 牙で・・・・なんて事があったら 絶対 イヤ!
猪にどうか遭遇しないよう・・・山の中に入った。
道はほとんどなく 笹や 枝に当たりながら 入って行った。
陸もどんどん入って行く。とにかくすごくひっぱる。
山の中腹に入った所に 急な下りがあった。
=こんなところは 無理。陸にひっぱられ 転んでしまう=
諦め 陸と引き返す事にした。
しばらく歩くと 何か変。元の道に戻らない。このまま歩くと きっと迷ってしまう・・・
仲間が帰ってくるのを 待っていた。
しばらくすると 声が聞こえた。
ここで 思いっきり 大きな声で 叫んだ。しかし 届かず 仲間の声が聞こえなくなってしまった。
=どうしょう・・・陸。=
いろんな事を考えた。携帯もない。このまま迷ってしまったら・・・帰れなかったらどうしょう。
心細くなってきた。
1時間ほどその場にいただろうか・・・
陸が急に 下に降りると 動き始めた。
=少し行ってみよう・・・=
陸に引っ張られるまま 歩いて行った。
あ~なんと 見覚えのある所に たどり着いた。そして仲間が 私たちを探しにこちらに向かってくる姿
も見えた。
助かった~陸のおかげ・・・陸がいたから 助かった~
甲斐犬は 必ず 最初の場所に戻って来ると言う。
陸ありがとう~ 本当に頼もしい 私の相棒。